夏のおわりと子どものころの夢
子どものころの夢(Childhood Dream)
そう書かれた、いちまいの紙。
それを手に、猫さんはブログ読者に語りかける。
これは、ごほうびのメダルのようなものです。
なにかを達成すると、さまざまな名前の「実績」をもらえます。
「子どものころの夢」も、そう。
大好きなクラブのかんとくになるともらえる、Football Managerからのごほうびです。
きょうは9月1日。
今年の夏ももうおしまいですね。
この物語も、あとすこしでおわります。
さよにゃらの時間が近づいてきました。
そう言って、猫さんは姿勢をただす。
にっこり笑って、ぺこりと頭をさげて。
ちいさな生きものは、ふたたび物語のなかへと駆けていく。
そこではだれもがきみを待っている。
それはきみの世界であり、きみの物語だから。
⇒ 最終話「あちきを離さないで①~②」へつづく