猫街221b - Football Manager -

ゲーム、本、音楽や映画。そこに日常のささやかなできごとを絡め、物語仕立てに書いています。いまは「Football Manager」というゲームのプレイ日記が中心です。

カトリン・メーラーさんに面接してもらいたいのさ②

面接の日。
クラブハウスでカトリン・メーラーさんがきみを待っていた。

Charlton AthleticのCEOカトリン・メーラー(Katrien Meire)さん。プロフィールは前回の記事にあります


彼女は話す。
かんとくとしての経験がたりないのではないか、というふあんが上層部にあること。
攻撃的なフットボールを目指すかんとくを求めていること。
若手を育成して、思いきって試合で起用してほしいこと。
降格(現在20位)は避けたいこと。
そして、日本の面接ではまず聞かれることはない、こんな質問。

残留あらそいをしているチーム、そのかんとくにふさわしいのは自分だと思う理由を聞かせてもらえる?

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面接のようす。うーん、表情が読めない。さすがだにゃ……じゃなくて、顔写真ついてないのね。Football Manager2016ではつくといいな

手ごたえも確信もないままクラブハウスを出る、きみ。
いえに帰ると猫さんが肩に飛びのってくる。
「聞いたかにゃ?」
最大のライバルであったブライアン・マクダーモット(休職中)が、バーミンガム・シティのかんとくに就任したというニュース。
「きみは3番手の候補だったけど、これでわからなくなってきたよ」

その夜は、猫さんを肩にのせたまま、テレビで「グーグーだって猫である」を見る。
WOWOWで放送したドラマ版。
猫も、宮沢りえも、井の頭公園も(長塚圭史も)、かがやいていた。
最終話がさびしくてさびしくて。
でも、ふしぎで奇妙な遠回りのすえに、ほんのすこしだけだけれど、たしかに励まされた。
にゃにゃ。