猫街221b - Football Manager -

ゲーム、本、音楽や映画。そこに日常のささやかなできごとを絡め、物語仕立てに書いています。いまは「Football Manager」というゲームのプレイ日記が中心です。

歌って踊れるFootball Manager日記

グリニッジ天文台にほどちかい、れんが造りのたてもの。
その3階にきみと猫さんのへやはある。
家具はとてもとてもすくない。
ひっこしの可能性――あたらしい土地であたらしい仕事が見つかるかも――をかんがえて、もちものを増やさないようにしていたのだ。
でも、いまはこうしてクリスタルパレスのかんとくなれたのだから。
りっぱなソファーを買おう。猫さんがごろごろ、ふかふかできるような、とうふみたいなソファーを買おうよ。
家具屋には行ってみた。
でも猫さんが気に入るソファーはなぜか見つからない。
りゆうはわかるような気がする。
6月までの3ヶ月契約。契約の延長はないかもしれない。
そんなことをついつい考えてしまう。

そこで、歌が、音楽が聴こえる。
ミュージック、スタート!

選手たちの大合唱:「ビッグクラブへ行きたいんで! やくそくどおり移籍させてください! 急いでるんですけど!?」
→きみはちいさな声で歌い返す。
いやいや~♪ それ初耳なうえに♪ そもそもオファーなんてないですヨ~♪

理学療法士の歌とウクレレ:「選手たちはへとへとにつかれてますよ~しばらく休ませればなんとかなるかも~」
→きみはちいさな声で歌い返す。
いやいや~♪ 休ませているうちにシーズン終わっちゃいますよ♪ というか、まえのかんとくさんのときなにしてたのヨ~♪

コーチのピアノ弾き語り:「スコット・ダンとワイシャツとわたしー、ジェイムズ・マッカーサーもだめー、ほかすうにんも練習内容にふまんだからー」
→きみはちいさな声で歌い返す。
いやいや~♪ まだ練習いちどもしてないよね♪ なにいっちゃってんのヨ~♪

記者たちの讃美歌:「らららー。らー、ってめんどくさいわっ。ふつうに質問しますよ。ウィルフレッド・ザハが、チームの不調に懸念を表明しています。これはあなたにとって追い風とはいえませんよね? クリスタルパレスの人気者だったザハが、ここまでおおっぴらにあなたを批判するとはー♪」

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→きみはちいさな声で歌い返す。
いやいや~♪ ていうかなんでザハなの♪ 結果出しなさいって、まだ1試合も指揮してないですヨ♪ ちなみにゲーム内でのザハは無所属です~♪

そんなこんなで。
歌と踊りにいろどられたきみたちは、リーズ・ユナイテッドとの試合へむかう。
らららー。

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試合終了まぎわの得点で、どうにかドローだにゃ♪

記者会見。
ある質問にきみはかんがえこんでしまう。

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ハイドFCのかんとくを辞任したことを後悔していますか?

反省はするけど後悔はしない、ということばがあります。
でも、そんなふうにきれいに割りきれないのがひとだと思う。
後悔というものは、さまざまな感情や行動や決断にすこしずつふくまれていて、それをひっくるめて、たいせつな心の動きなのではないでしょうか。
そう口にしかけて、やめる。
またザハに懸念を表明されそうだったから。
いちど、右下の「Storm Out(げきこうして会見場をとびだす)」をやってみたいな♪
らら、らららー。