高く、広い、冬の空。久しぶりの、おだやかで温かな一日。練習場脇のベンチで、猫さんがスフィンクス座りで本を読んでいる。そこに近づく男がひとり。「こわいのは嫁だけ、ふつうに猫と話します」に登場したトニーだ。「よう」そう言って、トニーは猫さんの…
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