猫街221b - Football Manager -

ゲーム、本、音楽や映画。そこに日常のささやかなできごとを絡め、物語仕立てに書いています。いまは「Football Manager」というゲームのプレイ日記が中心です。

ごめんにゃ、リース

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ハイドFCは、マンチェスター・シティ(以下、シティ)と提携関係にある。
シティといえば、いまや欧州を代表するメガクラブ。2013-14年シーズンのイングランド・プレミアリーグ王者でもある。
提携のきっかけは、数年前にシティから資金援助を受けたこと。
ハイドはそのおかげで破産を免れ、それ以降、シティのアカデミー(若手育成を目的とした下部組織・ユースチーム)と本拠地Ewen Fieldsを共有するようになった。
イングランド6部で奮闘する大人の選手と、メガクラブのレギュラーを夢見る天才少年・青年たち。それが同じグラウンドを共有する。
ある意味、残酷な話である。

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提携のおかげで、ゲーム内ではシティの施設使い放題。6部なのにトレーニング施設はグレートの評価

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シティの監督は、パスサッカーを愛するペジェグリーニビジャレアル時代から応援してますにゃっ!

きみは、そのEwen Fieldsから戻ってきたばかり。
良いニュースは、選手との初顔合わせがうまくいったこと。
上位を狙えるぞ、と励ますことで全員の士気をアップさせた。
悪いニュースは、選手兼アシスタントマネージャーのリース・デイ(Rhys Day)に嫌われてしまったことだ。
チームミーティングのあと、リースに練習試合の実施を提案され、きみは賛成。

うん、良いアイディアだね。

きみの答えを聞いて、彼の顔色が変わった。
リースの士気が、いきなり、abysmal(ドン底)まで下がる。
理由?
それがわからないからきみは戸惑う。

愛されることもあれば、憎まれることもある。
人と人との関係はつねに揺れ動き、移ろい、心を温めたり冷やしたり。
でも、ときみは思う。
好かれるにせよ嫌われるにせよ、その理由を知りたい。
自分がなにを与えたのか、自分がなにを奪ったのか、
つたえてほしい、語りかけてほしい、と強く願う。

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赤い矢印があまりにこわいから――それだけが理由じゃないけれど――新しいアシスタントマネージャーを雇うことにしました。
ごめんにゃ、リース……。